紫蘇と梅の季節に
- 手舞足踏 なかむら
- 4 日前
- 読了時間: 4分
4月くらいから25℃の夏日になったかと思ったらまた寒くなったり、そしてまた暑くなったりの気候のアップダウンに約2ヶ月付き合ってうんざりしていたら、先日はついに6月半ばで35℃まで気温が上がりましたね。
若い頃は大人たちが天気や気温の話ばかりするのがとても嫌だったのですが、年々、天気による体への影響をしっかりと受けるようになり、
天気の話するよね、そりゃあ。しんどいもん。
となって、今じゃすっかり自分から天気の話をする中年となりました。
梅雨時期は特に苦手で憂鬱な季節なのですが、それでも楽しみなことはあります。
紫蘇と梅です。
紫蘇は紫蘇ジュースに。
梅はお茶と砂糖で煮ます。
紫蘇ジュースは毎年、リンゴ酢バージョンとクエン酸バージョンの両方を作ります。
酸味と紫蘇の香りで体の中から目が覚めるような強力な気巡りでリフレッシュをさせてくれます。
この時期だけ、サロンのウェルカムドリンクとして出したりもしているのですが、毎年好評です。

お茶で煮る梅も大概2種類くらい作ります。
主に紅茶で煮るのですが、今年はダージリンとラプサンスーチョン。

ラプサンスーチョンは中国紅茶で、普通のものはアールグレイの見本になったくらいフルーティな味わいですが、松葉で燻した癖のある茶葉が有名です。
私はスモーキーなラプサンスーチョンが大好きで、寒い日や体を温めたい時、心が弱っている時にホッと一息つける味と香りは一癖あるけど、懐かしくて優しい茶葉、ふるさとを感じる茶葉なので、祖父母を思い出してしまいます。
ダージリンの梅はグラニュー糖で品よく。
ラプサンスーチョンの梅は黒糖でよりスモーキーでミネラルたっぷりに。
梅もタイミングが合えば施術後にお茶請けに出すのですが、なかなか評判がいいです。
そして梅を煮たシロップは炭酸で割ってジュースにし、二度楽しめます。
今日はその作り方をご紹介します。
と言っても紫蘇ジュースはほぼカゴメさんのレシピなので、こちらをご覧ください。
リンゴ酢だと砂糖が300〜500g
クエン酸だと砂糖が500〜1kg
とありますが、私はいつも最低ラインの300と500で作っています。
クエン酸とリンゴ酢どちらがいいのか、は味に関しては完全に好みなのですが、私は味、砂糖の量からリンゴ酢派かもしれないです。
リンゴ酢とクエン酸が余った時のことを考えると、
リンゴ酢はドリンクや料理に使えます。
クエン酸は安定していて賞味期限が長いので数年使えるのと、比較的安価。
ドリンクや掃除にも使えます。
そしてもう少し使える方法あるかな?と探したところ、すごくいいサイト見つけました。
マスカルポーネチーズまで作れます!!
ということはティラミスの一歩手前です!!
近々クエン酸で作ったマスカルポーネチーズを作り、活用しようと決めました!!
繰り返しになりますが、紫蘇ジュースは梅雨時期の、湿気のひどい時期に鬱々とした気分をスッキリさせてくれる他にも、消化促進、胃腸の調子がグズつく時などに助けてくれるドリンクです。
炭酸で割ったりすることが多いのですが、かき氷のシロップや、ヨーグルトにかけたり、寒天やゼラチンでゼリーにするのもいいですね。
また、凍らせてアイスティーに氷として入れ、少しずつ解ける甘酸っぱくて香りの良い紫蘇アイスティーにするのも良さそうだなと思いました。
(糖が多いのでしっかりは固まらないかもしれません。今度やってみます。)

数年前に中秋の名月を向島百花園に見に行った際、紫蘇のかき氷を食べてすごく感動したので、絶対にいつかまた食べたいと思っていたのですが、
昨日その願いは叶いました。
家の棚という棚を探してやっと見つけた氷っ子。
35年くらい前のものですが保存状態が良かったからかとても綺麗で洗ってすぐに使用できました。
昔のものはシンプルで丈夫で素晴らしいです。

そして大好きな山形のガラス容器に氷、紫蘇ジュースと梅のシロップ。ダージリンで煮た梅を添えて。

もうこの夏はこれで乗り切ろうという気持ち。
冷たいものばかり食べるのは良くないけど、紫蘇は体を温めるのでバランスの妙ですね。
梅はだらだら出る汗を止めて体を潤してくれるので夏にぴったりの一杯。
そしてお茶で煮る梅は今井真実さんの梅ダージリンのレシピを参考につくりました。
画像にレシピをまとめてみましたので保存してご活用下さい。

完熟南高梅は使用前に洗う程度で下処理が要らず使いやすいのですが、皮がデリケートなので水洗い後はゴシゴシ拭かずに自然に水切りして乾いてから使いました。
また鍋で転がす際や容器に移す際も皮が破れない様、少し注意が必要です。
買って来た梅がまだ青いままの場合は黄色くなるまで半日から数日置いて追熟します。
他の梅を使ってみる際や、梅仕事で迷ったら、こちらのサイトが参考になるだと思います。
是非皆様もこの季節の楽しみ、紫蘇や梅をお楽しみください。
Comments